プログラミング教室の選び方は?タイプ別と外せないチェックポイント解説!

「うちの子どもがどこの教室に合っているか知りたい!」

「どんなタイプのプログラミング教室があるの?」

「プログラミング教室の選び方って何が大事なの?」

 

など、「プログラミング教室の選び方」について、気になっている方は多いのではないでしょうか?

2020年からプログラミング教育が必修化されるのに合わせ、注目が集まる子どものプログラミング教室。

どうやってプログラミング教室を選べばいいのか?」と、疑問もありますよね。

そこで今回は、プログラミング教室の選び方について

  • 「子どものタイプ」と「教室のタイプ」でのプログラミング教室の選び方
  • プログラミング教室を選ぶうえで外せないポイント

など解説していきましょう!

プログラミング教室の選び方を知りたい方は必見!

プログラミング教室の選び方①「子どものタイプ」と「教室で教える内容・方向性」で選ぼう

まず、プログラミング教室の選び方として、「子どものタイプ」「教室で教える内容・方向性」での選び方があります。

「子どものタイプ」とは、おもに以下2つの要素に分けられます。

子どものタイプを分けるときの2つの要素

  • 子どもの興味の対象(プログラミング・ロボット・ゲーム・アプリなど)
  • 子どもの成長段階(初心者かどうか・経験値・年齢)

一方、「教室で教えている内容・方向性」は、以下の要素が挙げられます。

教室で教えている内容・方向性

  • プログラミング
  • ロボットプログラミング
  • ゲームやアプリ制作
  • 映像関係などクリエイティブ系

これら「子どものタイプ」と「教室で教える内容・方向性」から見たとき、プログラミング教室にどんな選び方があるのか見ていきましょう。

「子どものタイプ」と「教室で教える内容・方向性」でのプログラミング教室の選び方は、主にこの3つ

プログラミング教室の選び方は、主に3つのタイプにわけられます。

「子どものタイプ」と「教室で教える内容・方向性」でのプログラミング教室の選び方

  • 初心者・パソコンを使ったことがないなら、まずはScratch(スクラッチ)を使うプログラミング教室
  • ロボットやブロックが好きで、自分でロボットを動かしたいならロボットプログラミングがメインの教室
  • その他、映像関係で表現・制作したいならクリエイティブ系や、ゲーム・アプリ制作の教室

詳しく見ていきましょう。

初心者・パソコンを使ったことがないなら、まずはScratch(スクラッチ)を使うプログラミング教室

以下のタイプの子どもなら、まずは「Scratch(スクラッチ)」を使う教室・コースを選ぶといいでしょう。

向いている子どものタイプ

  • プログラミング学習がはじめて
  • 学びたい内容がまだ決まっていない
  • パソコンに触ったことがない
  • ロボットにあまり興味がない

こういったタイプの子どもは、プログラミングの基盤になる部分から学んでいくといいですね。

最適なのが、ビジュアルプログラミング言語のScratch(スクラッチ)を使って学習することです。

Scratch(スクラッチ)とは、直感的にプログラミングを理解でき、ゲーム感覚でプログラミング学習ができるツールのことです。

さらに、Scratch(スクラッチ)を使って学ぶことには、こんな特徴があります。

Scratch(スクラッチ)を使って学ぶ特徴

  • プログラミングの入門として学べる
  • 後にゲームやアプリのコースにもつながる

たとえば、「スタープログラミングスクール」だと、Scratch(スクラッチ)専門のコースがあります。

スタープログラミングスクールについて、こちらの記事で少し解説しているので、ぜひ参考になさってください。

【2019年保存版17選!!】東京のロボット教室を年齢別・メジャーな教室・教室数に分けて徹底解説! - |INSPIRE-TV |スタープログラミングスクール
(記事では、ロボットプログラミングコースについて触れています。)

Scratch(スクラッチ)は大体のプログラミング教室で扱われているので、初心者はひとまず「Scratchは扱っているか?」かチェックして、プログラミング教室を選ぶといいですね。

ロボットやブロックが好きで、自分でロボットを動かしたいならロボットプログラミング教室

以下のタイプの子どもなら、ロボットプログラミング教室や電子工学を学べる教室がいいでしょう。

向いている子どものタイプ

  • パソコンに触ったことがある・パソコンに触れるのが好き
  • ブロック・ロボットをいじったり組み立てるのが好き
  • 物の仕組みを知るのが好き
  • やりたいことが定まっている
  • 一人でする作業が好き

ロボットプログラミングを使って学ぶことには、こんな特徴があります。

ロボットプログラミングを使って学ぶ特徴

  • ブロックなどおもちゃの延長線上になるので、学べる教室数が多い
  • レゴ社製のブロックや、教材メーカーがオリジナルで作っている教室などがある
  • 「自分が作ったロボットを実際に動かす」醍醐味がある
  • 本格的なロボット工学の基盤になる

ロボットプログラミングは、先ほど登場したScratch(スクラッチ)を使って学ぶことが多いです。

そのため、ロボットプログラミングの教室やコースを選んでおくと、結局プログラミングとロボットと両方学ぶことになるので、はじめからロボットプログラミング教室を選んでおく方をオススメします。

スクラッチのみ学ぶ教室だと、ロボットは扱わないからですね。

たとえば、「ヒューマンアカデミーロボット教室」だと、ロボットプログラミングを学び、最終的に本格的なロボット工学を学べるコースまで行けますね。

https://twitter.com/yukis2017/status/1048393888799457282

ヒューマンアカデミーロボット教室の記事はこちら。

ヒューマンアカデミーロボット教室の口コミ!料金と特徴まとめました - |INSPIRE-TV

このロボットプログラミングも、扱う教室が多いので「なんとなく」でも、ブロック遊びに興味のある子は、ひとまずロボットプログラミング教室を選ぶといいですね。

その他、映像関係で表現・制作したいならクリエイティブ系、ゲーム・アプリ制作の教室

以下のタイプの子どもならクリエイティブ系の映像関係や、ゲーム・アプリ制作の教室がいいでしょう。

向いている子どものタイプ

  • 早い段階でやりたいことが決まっている
  • 映像・YouTubeの制作に興味がある
  • ゲーム・アプリの制作に興味がある
  • 自分で創造するクリエイティブなことに興味がある

こういったクリエイティブなコースは「小学校の高学年から」という教室もあるため、「コース自体存在しているのか?」「何歳から通えるのか?」事前に確認しておくといいでしょう。

たとえば、「LITALICOワンダー」だと、ゲームとアプリ制作、3Dプリンターなどを使ったモノづくりに特化したコースがあります。

LITALICOワンダーの記事はこちら。

【口コミあり】LITALICOワンダーは料金高めでも評判よし!特徴も合わせて徹底解説!! - |INSPIRE-TV

【補足】はじめから複数のコースが選べる教室に入っておくのもオススメ

教室選びで気を付けたいのが「子どもの興味の対象が変わる可能性」です。

たとえば「ロボットプログラミングのみ」扱うプログラミング教室に通っていたらどうでしょう?

「ロボットの組み立てよりも、パソコンメインでプログラミングを組むのが好きになってきた」

「ロボットのことよりも、映像制作をしたくなった」

など、他のことを習いたくなっても、その教室で該当するコースがなかった…という可能性もありますよね?

選べる自由を増やしておくためにも、「はじめから複数のコースが選べる教室に入っておく」のも一つの手段です。

プログラミング教室の選び方②教室選びで外せない6つのポイント

この章ではさらに「プログラミング教室選びで外せない6つのポイント」を解説していきましょう。

以下のポイントがあります。

プログラミング教室選びで外せないポイント

  • 初期費用・月額料金など受講料は家計に合っているか
  • 交通の便は良いか
  • 講師の質が高いか
  • 授業回数が子どもに合っているか
  • イベント・大会が定期的にあるか
  • Twitterなどの口コミを参考にしよう

それぞれ見ていきましょう。

初期費用・月額料金など受講料は家計に合っているか

言うまでもありませんが、プログラミング教室の「費用がどれくらいかかるのか?」はとても重要。

プログラミング教室の費用を見るときのポイントは、以下のとおりです。

費用を見るときのポイント

  • 平均的な月額費用(10,000円前後)より多いか少ないか?
  • 「○○まで通ったら○○円キャッシュバック」など、キャッシュバックはあるか?
  • 無料体験に参加、○月中に入会したら「入会金0円」などキャンペーンがあるか?
  • 少ない費用でも充実した学習・イベントの開催などコスパがいいか?

例として、代表的な3つのプログラミング教室の初期費用と月額料金を挙げました。ぜひ参考になさってください。

プログラミング教室の種類 初期費用 月額料金
ヒューマンアカデミーロボット教室 38,500円 9,500円
LITALICOワンダー 16,500円 月2回16,500円・月4回26,400円
レゴスクール 約25,900円~69,400円 約9,500円~14,200円

(LITALICOワンダーは「ゲーム&アプリエキスパートコース」以外のコース料金について記載しています。また、LITALICOワンダーの情報を新たに修正させていただきました。上記内容は調査した時点での情報なので、変わる可能性があります。)

上記の、ヒューマンアカデミーロボット教室だと「長期間通えてコスパがいい」という特徴があります。

ヒューマンアカデミーロボット教室の記事はこちら。

ヒューマンアカデミーロボット教室の口コミ!料金と特徴まとめました - |INSPIRE-TV

また、上記には紹介されておりませんが、ProgLab(プログラボ)だと初期費用無料です。

ProgLab(プログラボ)について紹介している記事はこちら。

【2019年保存版11選!!】大阪のロボット教室を対象年齢・低価格・教室数別に徹底紹介!! - |INSPIRE-TV | ProgLab(プログラボ)

せっかく通うのですから、家計と折り合いの付く教室を選びましょうね。

交通の便は良いか

プログラミング教室の場所が自宅から通いやすいのか?も大事です。

プログラミング教室の交通の便で見るポイントは以下のとおりです。

交通の便を見るときのポイント

  • 自宅からそんなに離れておらず、通うのに負担になっていないか?
  • 駐車場があり、車の送迎ができるか?
  • スーパーや商業施設の中など、安全な場所に教室があるか?

たとえば、「スタープログラミングスクール」だと、施設の中(イトーヨーカドーの中)などに教室があるので、大人も子どもも安心して通えますね。

スタープログラミングスクールに関する記事はこちら。

【2019年保存版17選!!】東京のロボット教室を年齢別・メジャーな教室・教室数に分けて徹底解説! - |INSPIRE-TV |スタープログラミングスクール

1回きり通うなら問題ありませんが、長期間通うなら交通の便をきちんと確認しておきましょうね。

講師の質が高いか

講師の質の高さも、子どものプログラミングの習得度に関係します。

講師の質を見るポイントは以下のとおりです。

講師の質を見るときのポイント

  • 講師の募集要項を確認してみる(どれくらいのレベルの人物が求められているか?募集要項で求めているスキルが、その教室で教えることが合致しているか?など)
  • 実践に役立つことを教えてくれるか?
  • 十分な指導ができるか?(学生アルバイトが講師をしていることもある)
  • 生徒がつまずくポイントを知っており、その対処法を分かっているか?
  • 講師が十分な指導を受けているか?(ランチャイズの教室だと幅広く展開しているが、講師が十分な指導を受けていない可能性もある)

ただ、講師は教室によって変わるため、実際にその教室の授業を受けたり体験教室で確認するといいですね。

たとえばLITALICOワンダーだと、フランチャイズではなく直営で展開されているため、講師の質がバラつかず、一定レベル以上の指導が期待できます。

【口コミあり】LITALICOワンダーは料金高めでも評判よし!特徴も合わせて徹底解説!! - |INSPIRE-TV

「レゴスクール」も、認定試験に合格したレゴ社認定のインストラクターが講師を務めているため、一定レベル以上の指導が期待できますね。

レゴスクールの記事はこちら。

【口コミ多数あり!】レゴスクールは高いがレゴ社運営の高品質!料金や特徴を徹底解説!! - |INSPIRE-TV

教室=教える内容、教材、料金…などに目が行きがちですが、教えるのはあくまでも「人」

講師の質にも注目してプログラミング教室を選んでくださいね。

授業回数が子どもに合っているか

プログラミング教室の授業回数が子どもに合っているのかも大事。授業回数を見るポイントは以下のとおりです。

授業回数を見るときのポイント

  • 平均的な授業回数(月2回・1回90分)より多いか少ないか?
  • 回数が多いために、他の習い事に負担になっていないか?
  • 回数が多いために、子どもの体力・精神的な負担になっていないか?
  • 子どもが「回数が物足りない」と感じていないか?

親は、子どもが授業回数を負担に感じていないか見てあげましょう。

例として、代表的な3つのプログラミング教室の授業回数を挙げました。

プログラミング教室の種類 授業回数
ヒューマンアカデミーロボット教室 月2回(1回90分)
LITALICOワンダー 月2回・月4回と選べる(1回90分)
レゴスクール ・コースによって週1回・月2回とある
・年間42回だと1回50分、年間24回だと1回90分
(教室によって異なる可能性あり)

上記のように、LITALICOワンダーだと月2回・月4回(1回90分)と選べるため、子どもの他の習い事に合わせられますね。(「ゲーム&アプリエキスパートコース」のみ、月4回と決められています。)

【口コミあり】LITALICOワンダーは料金高めでも評判よし!特徴も合わせて徹底解説!! - |INSPIRE-TV

また、「授業回数が物足りない」という子どもなら、約週1回授業がある「クレファス」がオススメです。

クレファスの記事はこちら。

【口コミあり】クレファスは料金が高いけど緻密なカリキュラムが特徴のロボット教室 - |INSPIRE-TV

ぜひ、子どもに合った授業回数を選んであげましょう。

イベント・大会が定期的にあるか

プログラミング教室は「ただ授業があるだけ」では面白くありません。

イベント・大会への参加があるか?もプログラミング教室の選び方の一つです。

イベント・大会があると、こんな点でとても良いです。

イベント・大会があるとなぜいいのか

  • 子どものモチベーションを刺激し、維持する
  • 仲間・ライバルと交流できる
  • 過去の大会出場実績で教室を選ぶのもアリ

たとえば、クレファスだと世界的なロボットコンテストに毎年参加しています。レベルの高さが伺えますね。

【口コミあり】クレファスは料金が高いけど緻密なカリキュラムが特徴のロボット教室 - |INSPIRE-TV

「ロボ団」だと、はやぶさでおなじみの宇宙航空研究開発機構(JAXA)とのイベントが実施されたことがあります。なかなかない機会ですよね。

ロボ団の記事はこちら。

【口コミあり!】ロボ団は初期費用を安く抑えたい人におすすめのロボット教室! - |INSPIRE-TV

イベント事をメインにプログラミング教室を選ぶ方は少ないと思いますが、プラスアルファの楽しみや刺激として参考程度に選ぶといいですね。

Twitterなどの口コミを参考にしよう

Twitterなど生の口コミも、プログラミング教室の選び方の参考にしましょう。

実際にそのプログラミング教室に触れた人の感想が聞けるので、生の評判はとても大事です。

今回の記事の中でも、Twitterの口コミを紹介しているので参考になさってくださいね!

卒業生がどんな進路・職業に就いているのかもブログやインタビュー記事から確認してみよう

また、可能であれば、そのプログラミング教室の卒業生のTwitterやブログ、さらに教室の公式サイトに卒業生のインタビュー記事などないか、確認してみるといいでしょう。

卒業生の口コミを知ることは、こういった点でもオススメです。

卒業生の口コミを知るとなぜいいのか?

  • 教室の卒業後の具体的なイメージを提示してくれる
  • その教室に通ったことで、本当に身になっているのか?役立っているのかが分かる

ココに注意

口コミは確かに大事ですが、母体数が増えると当然悪い評判も増えます。

口コミに影響され過ぎず、あくまでも「参考に捉える」「子ども自身が感じたこと」が大事です。

プログラミング教室の選び方で一番大事なのは、子どもが喜んでいる・興味を持っているかどうか

ここまで、プログラミング教室の選び方を解説してきましたが、一番大事なのは子どもがそのプログラミング教室で「喜んでいるか?」「興味を持っているか?」です。

この2点を忘れずに優先してあげましょう。

プログラミング教室選びで注意したいポイント

プログラミング教室の選び方で、さらに注意したいポイントです。

プログラミング教室選びで注意したいポイント

  • 大人が「この教室に通わせたいから!」と独りよがりになっていないか?
  • 子どもが学びたいことに、本当に合っているか?
  • 「料金が高いから(高い=質がいいと思ってしまう)」「知名度が高いから」で教室を選んでいないか?

「選び方が正しいから」ではなく、本当に子どもにとっていいプログラミング教室か?見てあげることが大事ですね。

プログラミング教室の選び方は、体験教室やイベントにも参加するのがオススメ!

さらにオススメなのが、お目当てのプログラミング教室の体験教室やイベントに参加して、実体験をしてみることですね。

体験教室やイベントに参加するうえで、大事なチェックポイントです。

体験教室やイベントに参加するためのチェックポイント

  • そのプログラミング教室と「肌が合う」感覚が得られるか?
  • 講師や生徒は、どんな人が集まっているのか?

また、もし余裕があれば複数の体験教室に行ってみるといいですね。

というのも、教室によって教え方や教材、講師など違いがあるからです。

ぜひ、体験教室やイベントに参加して、プログラミング教室を実体験してみましょう!

【まとめ】

最後に、今回解説したプログラミング教室の選び方をまとめました。

「子どものタイプ」と「教室で教える内容・方向性」でのプログラミング教室の選び方

  • 初心者・パソコンを使ったことがないなら、まずはScratch(スクラッチ)を使うプログラミング教室
  • ロボットやブロックが好きで、自分でロボットを動かしたいならロボットプログラミングがメインの教室
  • その他、映像関係で表現・制作したいならクリエイティブ系、ゲーム・アプリ制作の教室

プログラミング教室の選び方②教室選びで外せない6つのポイント

  • 初期費用・月額料金など受講料は家計に合っているか
  • 交通の便は良いか
  • 講師の質が高いか
  • 授業回数が子どもに合っているか
  • イベント・大会が定期的にあるか
  • Twitterなどの口コミを参考にしよう

ぜひ、今回紹介した内容を参考にしていただいて、子どもに合ったプログラミング教室を選びましょう!

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