プログラミング学習・教育のメリットとデメリットとは?子どもに本当に役立つ4つの理由を徹底解説!

「プログラミング学習って注目されているけど、子どもに何のメリットがあるのかな?」

「プログラミング学習って難しそうだけど、将来本当に子どもの役に立つの?」

「プログラミング学習の良い面ばかり言われるけど、デメリットもあるよね?」

など、プログラミング学習のメリットについて、気になっている方は多いのではないでしょうか?

とくに小学生の子どもを持つ親にしてみれば、「プログラミングって注目されているけど、そもそもメリットがわからないのに、子どもに学ばせていいの?」と感じている方もいるはずです。

そこで今回は、

  • プログラミング学習・教育の背景
  • プログラミング学習・教育のメリット
  • プログラミング学習・教育のデメリット

などについて解説していきましょう!

子どもにプログラミング学習・教育をさせるメリットがよくわからない!という方は必見です!

プログラミング学習・教育はどんどん需要が伸びていく。背景を簡単に解説


そもそも、「現在のプログラミング学習・教育はどうなっているのか?」背景を簡単に解説しておきましょう。

結論からいえば、現在、子ども向けプログラミング学習・教育は盛り上がっています。

理由は、IT産業の増加にともなうIT人材不足、さらに日本の人口減少が相まることで、IT人材の確保が求められるため、おのずとプログラミング学習・教育に注目が集まっているのですね。

では、具体的にどれほどの数のIT人材が求められるのでしょう?

プログラミング学習・教育は、今後さらに求められる時代に。2020年には92.3万人の人材に対して36.9万人不足すると考えられている

2016年に経済産業省が発表したデータによると、このようなことがわかります。

経済産業省が発表したデータによると…

  • 2016年公表時点、マクロ規模によるIT人材(IT企業及びユーザ企業情報システム部門に所属する人材)は、91.9万人に対して17.1万人不足している
  • 2020年には92.3万人のIT人材に対して36.9万人不足、さらに2030年には85.7万人に対して78.9万人不足すると考えられている

つまり、このデータから、所属しているIT人材の変動に対し、人材不足に拍車がかかることがわかっているのですね。

■参照データ:「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を取りまとめました(METI/経済産業省)」

プログラミング教育市場も2019年は114億2,000万円、2024年には250億円に達する見込み

こういったデータの背景にあわせ、プログラミング教育市場も拡大を続けています。

「コエテコ×船井総研」が調査したデータによると、以下のことがわかっています。

プログラミング教育市場も拡大を続けている

  • プログラミング市場規模は、2019年に114億2,000万円、2024年には250億円に達する見込み
  • 2030年までには1,000億円を超える可能性もある

■参照データ:子ども向けプログラミング教育市場は2024年に 2019年の2.3倍、250億円超に拡大すると予測 ~ プログラミング教育メディア「コエテコ」×船井総研 「2019年 子ども向けプログラミング教育市場調査」 ~|GMO MEDIA

もし見込み通りに進めば、プログラミング教育市場は、2019年と2024年の5年間で約2.3倍、5年間で倍以上の市場拡大になります。

プログラミング学習・教育の需要が、どんどん伸びていることがおわかりいただけたのではないでしょうか?

では、そんな「プログラミングを学習・教育するメリットは何なのか?」次章から具体的に解説していきましょう。

プログラミング学習・教育の4つのメリットを解説!


子どもへのプログラミング学習・教育のメリットは、以下の4つが挙げられます。

プログラミング学習・教育のメリット4選

  • 仕事の幅が広がるので、将来生活に困る可能性が低くなる
  • プログラミング的思考が身に付くので、考え方の基盤が身に付く
  • パソコン1台とネットにつながる環境があれば、どこでも仕事ができるようになる
  • 自分で生み出す力を身に付けることができる

詳しく見ていきましょう。

仕事の幅が広がるので、将来生活に困る可能性が低くなる

一番のメリットは「将来生活に困る可能性が低くなる」ことです。

身に付ける技能や知識が増えるため、ITエンジニアなどになれる可能性が高くなります

少なくとも、子どもが将来就ける仕事の選択肢は増えますね。

また、頭と精神の柔らかい子どもの頃にプログラミングを習得しておけば、大人になってから身に付けるよりも苦労しないのも大きなメリットですね。

プログラミング的思考(段取り力)が身に付くので、考え方の基盤が身に付く

プログラミングについて調べると、よく「プログラミング的思考」という言葉が登場しませんか?

この「プログラミング的思考」とは、「段取り力」のこと。

段取り力とは、物事のゴールから逆算したときに、やるべきことと手順を考える力のことです。

いわゆる「段取り力がいい」とは、このやるべきことと手順の順番が正確で、効率よくこなせることをいうのですね。

段取り力を身に付けると、仕事だけでなく、私生活での料理や朝の支度など、あらゆる面で活用できるので、おおいに役立ちます。

結果的に、仕事や私生活で要領よくこなせる大人になれるのですね。

パソコン1台とネットにつながる環境があれば、どこでも仕事ができるようになる

プログラミングができると、フリーランスでも活躍できるメリットがあります。

フリーランスになると、わざわざ職場に行ったり、企業に属していなくても、パソコン1台とネットにつながる環境があれば、どこでも仕事ができます。

たとえば、フリーランスで働けるクラウドワークスで有名なのがランサーズクラウドワークス。プログラミングの技術があれば、登録して仕事ができます。

また、近年では在宅でも仕事ができる企業も増えてきています。従来の働き方に縛られない自由を手に入れることだって、決して夢ではありません。

従来の概念に縛られず、のびのびと人生を送る大人になりますね

自分で生み出す力を身に付けることができる

純粋な楽しみとして知ってほしいのが、プログラミングを通じて「自分で生み出す力を身に付けられる」メリットです。

というのも、大人になってからプログラミング学習をしようとすると「プログラミング=学習しないといけない・生活に困らないため」と、ややネガティブな感情も出てきます。

どうしても、頭でああしよう、こうしようと考えてしまい、心から楽しいと感じるのが難しくなる可能性があるのですね。

しかし、子どもはあれこれと考えずに、純粋に「ロボットプログラミングを通じてモノを作る楽しさ」「プログラミングを組む楽しさ」を味わいます。

結果的に、プログラミングに対して「自分の力で生み出すのは、こんなに楽しいことなんだ」と感じるため、とてもポジティブなメリットになります。

【補足】プログラミング教室に行くメリットも大きい

また、プログラミング学習をするならプログラミング教室の存在も欠かせません。

子どもがプログラミング教室に行くメリットには、こういったことが挙げられます。

プログラミング教室に行くメリット

  • 教えてくれる講師、仲間、経験などの存在が財産になる
  • 学校のプログラミング授業の予習復習になる

子どもにプログラミングを学習させるなら、プログラミング教室で学ばせることも候補に入れてあげるといいでしょう。

プログラミング教室のメリット・デメリットに関する記事はこちら。

プログラミング教室のメリットとデメリットだけではなく通った方いい理由も徹底解説!

続きを見る

 

次章では、気になるプログラミング学習・教育のデメリットも解説しましょう。

プログラミング学習・教育の4つのデメリットを解説!


プログラミング学習・教育のデメリットは、以下の4つが挙げられます。

プログラミング学習・教育のデメリット4選

  • 学習して身に付けるには時間とお金がかかる
  • 幼い頃からインターネットや端末に触れさせる危険性がある
  • せっかく学んだプログラミング言語が古くなる可能性がある
  • 入り口が大事。いきなり難しい内容から入ると嫌いになる可能性がある

詳しく見ていきましょう。

学習して身に付けるには時間とお金がかかる

プログラミングを身に付けるには、やはり時間とお金がかかります。

もちろん、学習にはそれなりのメソッドもあるのですが、それでもある程度の時間とお金が必要。

例として、「ヒューマンアカデミーロボット教室」「エジソンアカデミー」のお金と料金はこのようになっています。

プログラミング教室の種類 お金 通う期間
ヒューマンアカデミーロボット教室 ・初期費用:38,500円
・月額料金:9,500円
6年間 注:1
エジソンアカデミー(新宿教室の場合) ・初期費用:32,400円~48,600円
・月額料金:9,720円 注:3
2年間 注:2

※注:1 ロボティクスプロフェッサーコースを除く
※注:2 自考力キッズとエキスパートコースを除く
※注:3 2年目より年間3,000円必要
(調査した時点での情報なので、変わる可能性があります。)

お金と期間を経ても、「思ったように成果が出なかった」とならないためにも、教室選びは大事です。

幼い頃からインターネットや端末に触れさせる危険性がある

プログラミング学習するにあたって、どうしてもパソコンやタブレットなどのインターネット端末に触れる必要があります。

大人ですらブルーライトによる目と体への悪影響や、インターネットによる依存症の危険性が指摘されている中、ましてや幼い頃からこの2つに触れさせるのはあまり良いとはいえません。

また、パソコンやタブレットに触れる時間が増えることで、実体験が減る可能性もあります。

子どもがパソコンやタブレットに長時間触れた後は、ロボットキットに触れさせる、屋外に連れ出して遊ばせるなど、行動が偏らないように考えてあげる必要があります。

せっかく学んだプログラミング言語が古くなる可能性がある

プログラミング言語は種類が多いうえに、流行り廃りもあります。

そのため、「最新だから」と学習した言語も、将来あまり使われなくなった…ということも十分考えられます。

たとえば、近年人気のプログラミング言語はPython(パイソン)

Pythonを教えている子ども向けプログラミング教室もあり、需要の高さがうかがえますが、将来Pythonの需要が減る可能性も決して0ではないわけです。

どちらかといえば、子どものうちは言語を学ぶこと自体よりも、プログラミングから普遍的なことを学ぶ方が大事といえるでしょう。

また、ある程度プログラミングのことがわかってきてから、「こういうことをしたいから、このプログラミング言語を勉強しよう」と、選択するのも良いですね。

入り口が大事。いきなり難しい内容から入ると嫌いになる可能性がある

大人でも、いきなり英数字ばかり並んだパソコン画面を見続けるのはくたびれますよね?

ましてや、子どもがいきなり難しいプログラミング学習させると、一気に嫌いになる可能性があります。

そうならないためにも、プログラミング学習は、はじめは簡単なことから基礎固めをし、徐々にステップアップさせていくことが大事です。

 

ここまで、プログラミング学習・教育のメリットとデメリットについて解説してきました。

しかし、「メリットとデメリットはわかったけれど、それでもやっぱり不安だな…」という方は、プログラミング教室の無料体験に行ってみることをオススメします。

不安ならプログラミング教室の無料体験に行ってみるのもオススメ


プログラミング教室の無料体験のメリットには、こういったことがあります。

プログラミング教室の無料体験に行くメリット

  • 講師の質がわかる
  • 教室の雰囲気がわかる
  • 具体的にどんなことをするのかわかる
  • 子どもが楽しんでいるのかわかる
  • 気になっている疑問を訊ける
  • 無料なのでお金がかからない

無料体験の実体験を通じて「あ、こんな感じなんだ」と分かるので、「不安な状態=わからない状態」からも脱却できるため、ぜひともオススメします。

大手プログラミング教室の無料体験の申込方法についてまとめた記事もあるので、ぜひ参考になさってください。

【画像付き】ロボット教室の無料体験申込み方法は?無料体験に行くべき理由も解説!

続きを見る

 

ヒューマンアカデミーロボット教室の体験レビューもあります。感想を正直にまとめてあるので、ぜひこちらも参考になさってください。

【体験レビュー】ヒューマンアカデミーロボット教室を迷ってる人に気になるところを大公開!!
【体験レビュー】ヒューマンアカデミーロボット教室を迷ってる人に気になるところを大公開!!

続きを見る

プログラミング学習・教育のメリットで本当に得てほしいのは「豊かな人生」


ここまで、プログラミング学習・教育のメリットやデメリットについてお伝えしてきましたが、プログラミング学習を通じて子どもに本当に得てほしいのは「豊かな人生」です。

というのも、確かに子どもの頃からプログラミングを学んでITエンジニアになれば、将来生活に困ることはないかもしれません。

また、モノやお金にも恵まれる可能性も高いでしょう。

しかし、それらは本当の意味の「豊かな人生」となるとまた別です。

ここでいう「豊かな人生」とは、質の高い人生のことです。

プログラミングを手段の一つにして「豊かな人生=質の高い人生」を歩もう

質の高い人生とは、「お金をもらうことで自分のやりたいことができている」「自分の得意とする能力が日々活かされているような状態」のことをいいます。

あくまでも、プログラミングを学ぶのは、「豊かな人生」になるための手段の一つなのですね。

「モノやお金にも恵まれたうえで、あなたはどうしたいのか?」が問われます

そういういう意味では、「絶対に子どもにプログラミング学習させないといけない」わけではありません。

むしろ、考え方の基盤や、生き方の指針を与えることができれば、プログラミング学習は必要ないといえます。

あくまでも、これから先の時代は、技術的にプログラミングが求められる時代なのであって、「結果的に能力として求められるのがプログラミングだから身に付けましょう」というわけです。

「その時代に合った賢さ」が大事なのですね。

間違っても、「プログラミング学習することが目的」にならないようにしましょう。

実際に、高い授業料の大学を出たにもかかわらず、あまり仕事に恵まれなかったり、高い給料をもらっているにもかかわらず「何のために仕事をしているのだろう」と、悩む大人は珍しくありません。

そうならないためにも、「プログラミングで人生を豊かにする」感覚を身に付けることが大事です。

【まとめ】

最後に、今回解説したプログラミング学習・教育のメリットとデメリットの内容をまとめましょう。

プログラミング学習・教育の簡単な背景

  • 2016年公表時点、マクロ規模によるIT人材(IT企業及びユーザ企業情報システム部門に所属する人材)は、91.9万人の人材に対して17.1万人不足している
  • 2020年には92.3万人の人材に対して36.9万人不足、さらに2030年には85.7万人に対して78.9万人不足すると考えられている

プログラミング学習・教育のメリット4選

  • 仕事の幅が広がるので、将来生活に困る可能性が低くなる
  • プログラミング的思考が身に付くので、考え方の基盤が身に付く
  • パソコン1台とネットにつながる環境があれば、どこでも仕事ができるようになる
  • 自分で生み出す力を身に付けることができる

プログラミング学習・教育のデメリット4選

  • 学習して身に付けるには時間とお金がかかる
  • 幼い頃からインターネットや端末に触れさせる危険性がある
  • せっかく学んだプログラミング言語が古くなる可能性がある
  • 入り口が大事。いきなり難しい内容から入ると嫌いになる可能性がある

ぜひ、プログラミング学習・教育のメリットとデメリットを知った上で、子どもにプログラミングを学ばせてあげましょう!

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