「アーテックブロックってどんな感じ?口コミを知りたい」
「アーテックブロックの値段って高いのかな?レゴと比べてどう?」
「アーテックブロックは、どんな子供に向いているの?うちの子もできる?」
など、アーテックブロックについて気になっていませんか?
今回紹介する『アーテックブロック』は、プログラミング学習で使われている、ロボット・プログラミング学習キット。
総務省が推進する、平成28年度の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」にも選ばれています。
さらにアーテックブロックの制作元であるアーテック社は、同じロボット・プログラミング学習キットのKOOVの制作にも協力しており、信頼度抜群の会社です。
今回はそんなアーテックブロックについて
- 値段比較
- 製品の種類
- オススメする人
- ロボット作品例
- 実際の使用者の口コミ
- 特徴
- 注意点
それぞれ解説していきましょう。
アーテックブロックについて知りたい方は必見です!
アーテックブロックとは?
まずは、アーテックブロックの値段や製品の特徴を解説していきましょう。
アーテックブロックの値段と比較
アーテックブロックと他のロボット・プログラミング学習キットとの比較をしました。
値段は公式サイトと、Amazon(Amazonのみ取り扱いのある製品の場合)から参照しています。
プログラミング玩具 | アーテックブロック | KOOV(クーブ) | レゴ |
対象年齢 | 8歳から | 8歳から | 10歳から |
学年 | 小学2年生~3年生から | 小学2年生~3年生から | 小学4年生~5年生から |
値段 | ・アーテックロボ ベーシック 30,186円 ・アドバンス 42,120円 ・うきうきロボットプログラミングセット セット+書籍 19,224円 セットのみ 17,280円 書籍のみ 1,944円 ・Artecブロック ロボティスト レギュラー29,704円 プロフェッショナル 48,318円 |
・スターターキットEKV-120S 36,880円 ・アドバンスキットEKV-200A 49,880円 ・拡張パーツセットEKV-080E 21,880円 |
・EV3 for home byアフレル 68,364円 |
対応端末 | Windows・Mac | Windows・Mac・iPad | Windows・Mac |
(すべて税込価格です。調査した時点での情報なので、変わる可能性があります。)
このキットの中では、レゴが6万円台と高めですが、年齢や価格の差異はほぼありません。
いずれの教材も学校や塾で使われていたりと、信頼のおけるメーカーです。キットとしてのレベルは申し分ありませんね。
中でも、アーテックブロックは製品の種類が多いため、子供の学習レベルや大人の経済事情によって選べる製品が豊富です 。
初心者レベルからはじめて、徐々に買い足していくのに適した教材ですね 。
アーテックブロックの製品の種類
アーテックブロックの製品について解説しましょう。
関連製品で、とくに代表的なものをピックアップしました。
アーテックブロックの製品の種類
- アーテック (Artec) アーテックブロック うきうきロボットプログラミングセット
- アーテック (Artec) アーテックブロック ロボティストシリーズ ベーシック
- アーテック (Artec) アーテックブロック ロボティストシリーズ アドバンス
- Artecブロック ロボティスト レギュラー
- Artecブロック ロボティスト プロフェッショナル
詳しく見ていきましょう。
アーテック (Artec) アーテックブロック うきうきロボットプログラミングセット
画像出典元:アーテックロボ | 株式会社アーテック
「うきうきロボットプログラミングセット」は、初心者に最適なプログラミングセットです。
1万円台なので、お金が心配な親はこのセットから様子を見るのもいいでしょう。
こういったロボットを作れます。
うきうきロボットプログラミングセットで作れるロボット
- 自動ドア
- 床拭きお掃除ロボット
- おえかきロボット
- リモコン式ねらいうちゲーム
- ピカピカLEDマシン
なお、「うきうきロボット~」は、参考書付き(書籍付19,224円)か、セットのみ(17,280円)か選べます。
ブロックの組み立て方やプログラミングについて学ぶなら、ぜひとも前者の参考書付きをオススメします。
アーテック (Artec) アーテックブロック ロボティストシリーズ ベーシック
画像出典元:アーテックロボ | 株式会社アーテック
こちらはロボティクスシリーズの「ベーシックタイプ」。センサーやモーターが入っています。
さきほどの「うきうきロボットプログラミングセット」より、さらに動きのあるロボットを作れるのが特徴。
ベーシックセットのロボット作例は6点です。
ロボティストシリーズ ベーシックで作れるロボット
- トランスポーター
- ライントレーサー
- アームロボットカー
- センサーコントロールロボ
- 犬型ロボット
「うきうきロボット~」よりも、「さらに発展したロボットを作りたい」子どもにオススメですね。
アーテック (Artec) アーテックブロック ロボティストシリーズ アドバンス
画像出典元:アーテックロボ | 株式会社アーテック
ロボティストシリーズには、「アドバンス」セットもあります。
ベーシックセットに、サーボモーター(忠実に動くことができるモーター)などのパーツが増えたセットです。
ベーシックセットのロボット作例は以下の10点。パーツが増えることで、関節の多いロボットも作れます。
ロボティストシリーズ アドバンスで作れるロボット
- 変形ロボ
- 二足歩行ロボ
- 四足ダンスロボ
- ワークアームロボ
「買い足すのが面倒」「経済的余裕がある」といった方は、はじめからアドバンスセットを買っておくのもオススメですね。
Artecブロック ロボティスト レギュラー
画像出典元:アーテックロボ | 株式会社アーテック
「Artecブロック ロボティスト レギュラー」はAmazonオリジナル商品。このシリーズでは、基本のセットですね。
特徴的なのは、家庭用リモコンがコントローラーになるロボットを作れること。
こういった作例があります。
ロボティスト レギュラーで作れるロボット
- トランスポーター
- ライントレーサー
- アームロボットカー
- センサーコントロールロボ
- 犬型ロボット
- ジャイロバランスロボ
- トランスフォーム四輪バイクロボ
大きなプラケース入りなので、「ブロックがよく散らかって困る」という子どもにオススメですね。
Artecブロック ロボティスト プロフェッショナル
画像出典元:アーテックロボ | 株式会社アーテック
「Artecブロック ロボティスト プロフェッショナル」も、Amazonオリジナル商品です。
アーテックシリーズすべてのセンサー、モーターなどのパーツが入ったボリュームのあるセットです。
温度センサーも追加されているので、温度が上がるにつれてLEDの色が変わるなどのロボットも作れます。
作例として、以下の15例作れます。
ロボティスト プロフェッショナルで作れるロボット
- トランスポーター
- ライントレーサー
- アームロボットカー
- センサーコントロールロボ
- 犬型ロボット
- 変形ロボ
- 二足歩行ロボ
- 四足ダンスロボ
- ワークアームロボ
- ジャイロバランスロボ
- トランスフォーム四輪バイクロボ
- バトルロボ
- 温度感知ロボ
ボリュームのあるセットなので、「はじめからすべて楽しみたい」「買い足すのが面倒」という子どもにオススメです。
その他ブロックパーツを購入して繋げることも可能
画像出典元:アーテックロボ | 株式会社アーテック
さらに、アーテックブロックでは、ブロックパーツ(数百円)やモーター(DCモーターだと約700円)など、必要に応じて買い足すことも可能です。
パーツが増えることで、さらに表情豊かなロボットを作れます。
今までにないロボットを作れるので、「イメージを具現化したい」「もっと難しいロボットに挑戦したい」といった子どもにオススメです。
アーテックブロックの口コミ
この章では、アーテックブロックに関する様々な口コミを集めました。ぜひ参考になさってください。!
#ハローキティ#アーテックブロック
アーテックブロックでキティちゃん作ってみた
アーテックブロックは組み合わせの自由度がたかいから、何でも作れそう @ パソコンくらぶ+CU English… https://t.co/6vS9gFSWiu— 青木 早瀬 (@hayase315) August 22, 2016
アーテックブロックのキットは汎用性が高いのが魅力ですね。(リンク先のインスタグラムでは、アーテックブロックを使ってキャラクターを作られていました。)
https://twitter.com/hideh_hash_845/status/1089442834078466048
同じブロック・キットでも好みが別れるようですね。(リンク先のインスタグラムでは、レゴと遊んでいる様子がありました。)
アーテックは組み方が単純なので幼児向け的なツイートしたけど、アーテックブロックを使ってるsonyのプログラミング教材のkoovは非常に面白い。
ロボットレシピ、学習モード、自由制作と色んな使い方ができる。
加速度センサー、光センサーなどの各パーツも本格的で楽しめる。 pic.twitter.com/llhsW5uNun— Wataru Oshima (@libayl049) March 17, 2019
こちらは、アーテックブロックそのものの口コミではありませんが、アーテック社が制作を協力しているKOOVに関する内容ですね。違いがわかります。
https://twitter.com/asunokibou/status/1136614929757171713
出題された形を解く様子です。少し難しそうな問題を頭をひねって解くのは、とてもいいことですね。
個人的にはstuduinoっていうアーテックって教材会社が出してるarduinoっぽいボードが、スクラッチライクのプログラミングとか出来たり、サーボが数チャンネルコントロールできたりして、非常に素晴らしいと思ってる。
— あきにゃん (@TOPGUN_Aki) March 27, 2016
こちらは、アーテックブロックの部品に関する口コミです。
口コミに登場する「Arduino」とは、センサーのインプット情報から、モーターを動かすなど様々なアウトプットを可能にする部品のことです。
そのArduino互換基盤である「Studuino」が素晴らしいという口コミですね。
Studuinoはこちらのパーツのこと。
■Studuino / Studuino mini | 株式会社アーテック
アーテックブロックの質の高さがうかがえますね。
プログラミング初心者にオススメする3つの理由
さて、この章ではアーテックブロックをプログラミング初心者にオススメする理由をお伝えします。
オススメする3つの理由
- プログラミングに重点を置かれており、子供の論理的思考力と創造力をのばす
- ロボットの種類が豊富で様々な形を作ることができる
- 通販を利用して自宅でも簡単に楽しめる
詳しく見ていきましょう。
プログラミングに重点を置かれており、子供の論理的思考力と創造力をのばす
アーテックブロックは、当然ながらプログラミングの学習に重点を置かれています。
そして、ブロックの組み立て作業を通じて、プログラミングで必要な論理的思考力と創造力をのばしてくれます。
論理的思考力と想像力をのばしてくれるのには、アーテックブロックにこういった特徴があるからです。
アーテックブロックの製品の特徴
- 縦・横・ななめとつなげられるブロック・キットなので、簡単に組み立てられる
- 短い時間で組み立てられるので、子供のやる気を削がない
- ビジュアル・プログラミングなので、視認性が高い
- ロボット作例があるので、ロボット初心者でもまねて作れる
アーテックブロックは様々なロボットの制作を通じて、子供の可能性もさらに伸ばしてくれるのですね。
ロボットの種類が豊富で様々な形を作ることができる
アーテックブロックのブロックパーツは、縦・横・ななめとつなげるので、作例が豊富なのも特徴です。
部分パーツを買い足せば、自分がイメージしたロボットを作ることだって可能。
また、比較表や製品紹介では、代表的な製品に絞って紹介しましたが、アーテックブロックには他にもこんな製品があります。
アーテックブロックにはこんな製品もある
- アーテックロボ2.0
- 動くブロック基本セット
- T.REX(ティーレックス)
- TRICERATOPS(トリケラトプス)
- DINO&RACERS
セットの種類が豊富なので、予算や子どもが作りたいイメージに近い製品を選ぶといいでしょう。
通販を利用して自宅でも簡単に楽しむことができる
アーテックブロックは、公式サイトでの通販はありませんが、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・ヨドバシなどの通販サイトから購入可能です。
おなじみの通販サイトから簡単に購入できるので、初心者でも自宅で気軽に楽しめます。
このように、魅力的な特徴がある一方で、アーテックブロックには注意すべき点もあります。
次章で詳しく見ていきましょう。
アーテックブロックの4つの注意点
アーテックブロックには、次の4つの注意点があります。
アーテックブロックの4つの注意点
- 自宅で始めるなら参考書も一緒に購入した方が良い
- 種類が多いのでどれから始めたらいいか分かりにくい
- 「うきうきロボットプログラミングセット」は後からパーツを買い足す可能性がある
- パソコン操作は子供だけでは難しいレベル
詳しく見ていきましょう。
自宅で始める場合は参考書も一緒に購入した方が良い
繰り返しになりますが、「うきうきロボットプログラミング」の購入時には、「書籍付(セット+書籍 19,224円)」を購入することをオススメします。
というのも、「うきうき~」には、組み立て書のようなものが付属されていないからです。
説明書がなくても「なんとかなるだろう」と思いがちですが、買った後で後悔しないためにも、初心者はまず参考書も一緒に購入することをオススメします。
種類が多いのでどれから始めたらいいか分かりにくい
アーテックブロックの製品は、種類が多いのが特徴。
選び放題ではあるのですが、初見はどれを選べばいいのか分かりづらいでしょう。
プログラミング初心者の子供や、値段が気になる方は、「うきうきロボットプログラミング(参考書とセットの方)」からはじめると無難です。
それから徐々に「ロボティストシリーズ ベーシック」などに移行していくといいでしょう。
ただ、「うきうき~」は、部品に関して注意点あります。
「うきうきロボットプログラミングセット」は後からパーツを買い足す可能性がある
それは、「うきうきロボットプログラミングセット」は、ブロックが少なく、DCモーターとサーボモーターが1つずつしか入っていない点です。
そのため、「ブロック遊びが好き」という子どもは「ロボティストシリーズ ベーシック」からはじめてもいいかもしれませんね。
パソコン操作は子供だけでは難しいレベル
アーテックブロックを扱うためには、パソコンでのソフトの操作や知識が必要ですが、子ども一人では難しいです。
子どもがプログラミングを組めるパソコン環境を整えるまでは、親が一緒になってすすめてあげるといいでしょう。
アーテックブロックの作品例
実際にアーテックブロックでどんな物が作れるのか、作例も紹介しましょう!
ベーシックセットの作品例です。トランスポーターやライントレーサーなどのロボットを作れます。
アドバンスセットの作品例です。前半はベーシックの作品例と変わりませんが、1分3秒あたりから変形ロボや2足歩行ロボなどが登場します。
こちらは、車輪でスムーズに動けるうえに、スマートフォンでコントロールできる様子を映したものです。
アーテックブロックは、アイディア次第でこんなロボットも作れるのですね。
アーテックブロックはプログラミング初心者にオススメできる
アーテックブロックは、ロボット作りを通じて、プログラミングを学べるブロック・キットです。
製品の種類も豊富で、子供のレベルに合わせて選べるうえ、いきなり高いセットを購入しなくても、1万円台から初心者セットを選べます。
シンプルなブロックをおもちゃのように使うことで、少しずつプログラミングに重要な概念を学んでいけます。
プログラミング初心者のプログラミング学習にピッタリですね。
まとめ
最後に、アーテックブロックについてまとめました。
アーテックブロックのまとめ
- 他のロボット・プログラミング学習キットと比較すると、値段や年齢に差異はない
- 値段は、アーテックロボ ベーシック30,186円、うきうきロボットプログラミングセット(書籍付)19,224円など
- 製品の種類が豊富なので、レベルや経済力に合わせて購入可能
- プログラミング初心者にもオススメ
- トランスポーターや変形ロボなどの作品例がある
- シンプルなブロック・キットながらも、「子供の論理的思考力と創造力をのばす」などの特徴がある
- 「自宅で始める場合は参考書も一緒に購入した方が良い」などの注意点がある
ぜひ、アーテックブロックを使って自宅でプログラミング学習をしてはいかがでしょう?