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ジュニア・プログラミング検定とは?概要・試験要項・メリットなど徹底解説!

投稿日:2019年11月14日 更新日: 240Views

「ジュニア・プログラミング検定ってどんな検定?」

「ジュニア・プログラミング検定って受けて合格すると、どんなメリットがあるの?」

「ジュニア・プログラミング検定に公式テキストとか、過去問はあるのかな?」

 

など、『ジュニア・プログラミング検定』について気になっていませんか?

2020年のプログラミング教育必修化に向けて、子供向けのプログラミング検定も登場していますが、その中の一つがジュニア・プログラミング検定です。

しかし、そもそもどんな検定なのか?受けてどんなメリットがあるのか?気になっている方も多いでしょう。

そこでこの記事では、ジュニア・プログラミング検定について、

  • 試験内容
  • 試験要項(日程・試験会場・受験料・対象年齢)
  • 公式テキスト
  • 受けるメリット
  • 受かるためのポイント
  • その他、子供向けプログラミング検定の紹介
  • 口コミ

など、解説していきましょう!

ジュニア・プログラミング検定が気になっている方は必見です!

ジュニア・プログラミング検定とは?受験者数や主催者など概要を解説

まず、ジュニア・プログラミング検定とは、こういった検定です。

  • ビジュアルプログラミング言語「スクラッチ」を使い、プログラミングスキルを測る検定
  • 2016年12月から開催
  • 2019年10月時点で、認定試験会場は600会場を超える
  • 2019年10月時点で、受験者数は約4,411人
  • 基本的に子供が受ける検定(大人でも可能)
  • 運営会社は株式会社サーティファイ

試験では、スクラッチを使うため「スクラッチを使い慣れているか?」「スクラッチでどんなことができるか?」がポイントになります。

運営会社の株式会社サーティファイは、ビジネススキル関係の検定試験を主催している会社

ジュニア・プログラミング検定の運営元「株式会社サーティファイ」の解説もしておきますね。

サーティファイはこのような会社です。

サーティファイとは?

  • サーティファイ(当時は日本情報処理教育普及協会)の設立は1983年、2019年で36年の実績
  • 7分野26種のビジネス能力・技能に関する検定試験の開発や主催を行っている
  • 2018年3月でのべ307万人の受験者数、2018年度の年間受験者数は14.5万人、2018年度の認定会場は1,822会場

サーティファイでは、「C言語プログラミング能力認定試験」「Java™プログラミング能力認定試験」などのプログラミング関連の認定試験をはじめ、数多くの認定試験を行っています。

実績のある会社なので安心ですね!

それでは、続いてジュニア・プログラミング検定の試験内容について解説していきましょう。

ジュニア・プログラミング検定の試験内容とは?4級種にわかれてスクラッチを使う

ジュニア・プログラミング検定は、スクラッチを使って物語やゲームなどのコンテンツを実際に作る検定試験です。

「出された問題を解く」というよりも、「製作者側になって解く」に近いので、能動的な試験といえるかもしれませんね。

では、試験内容について見ていきましょう。

ジュニア・プログラミング検定には4級種ある。特徴を解説

ジュニア・プログラミング検定には、レベルごとに4級種あります。

特徴を簡単にまとめました。

4級種 問われる内容
Gold(1級) ・複数の条件や筋道を組み合わせた論理的思考ができる。
・複数の条件分岐や演算、入れ子構造のスクリプトなどを使って、様々なスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。
・他者のつくったプログラムを理解し、修正することができる。
Silver(2級) ・基本的な条件や筋道を用いた論理的思考ができる。
・複数の条件分岐や入れ子構造のスクリプトなどを使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。
・他者のつくったプログラムを理解し、修正することができる。
Bronze(3級) 単純な条件や筋道を用いた論理的思考ができる。
また、条件分岐や繰り返しなどのスクリプトを使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。
Entry(4級) 入門レベルの特定の条件や筋道を用いた論理的思考ができる。
また、条件分岐や繰り返しなどのスクリプトを使って、一つまたは二つのスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。

参照:試験要項|ジュニア・プログラミング検定 | 資格検定のサーティファイ│あなたのスキルアップを応援します|

各レベルの特徴をまとめるとこのようになります。

4級種の特徴

  • Gold(1級)とSilver(2級) が上級レベル。「プログラムの仕様変更=他者のつくったプログラムを理解、修正できる力」も問われる
  • Bronze(3級)とEntry(4級)が入門~中級レベル。基本的な内容を問われる
  • どの級も、「条件を満たしたプロジェクトを作る力」「自由にアレンジする力」が問われる

つまり、必ずプロジェクトを作れるレベルに達しておく必要がありますね!

スクラッチとは、初心者でも理解できるように作られたビジュアルプログラミング言語のこと

ジュニア・プログラミング検定で使用するスクラッチとは、「ビジュアルプログラミング言語」のことです。

プログラミング初心者でも視覚から理解できるうえに、プログラミングの構文を知らなくても、ブロックを組み合わせることで、簡単にプログラミングが組めます。

様々なプログラミング教室や教育機関で導入されていることもあり、とても便利な教材です。

スクラッチの操作画面はこのようになっています(実際の操作画面は5分過ぎから開始)。

カラフルなブロックや、キャラクターを使っているので、子供でも簡単に理解できますよ。

ジュニア・プログラミング検定の合格ラインは60点以上

ジュニア・プログラミング検定は、各級60点以上あれば合格です。検定試験の合格ラインとしては普通の合格ラインですね。

試験に合格することで、「自信をつけてもらい、その自信を足掛かりにしてもらう」という狙いがあるため、難しくないラインですね。

ジュニア・プログラミング検定で問われる力とは、単に「スクラッチを理解しているか」だけではない

ジュニア・プログラミング検定は、単に「スクラッチを理解している」だけではありません。

スクラッチを通して、以下の力が問われる検定といえるでしょう。

ジュニア・プログラミング検定で問われる力

  • 規律を守ってプログラミングを作れるか?(基礎的な力)
  • 自由な発想はあるか?(柔軟な発想)
  • 説明する力はあるか?(客観的な力)

とくに「自由な発想はあるか?(柔軟な発想)」「説明する力はあるか?(客観的な力)」は、能動的な力が試されます。

基礎だけでなく、プラスアルファの力が必要ということですね。

続いて、ジュニア・プログラミング検定の試験要項について解説しましょう。

ジュニア・プログラミング検定の日程・試験会場・受験料・対象年齢とは?試験要項を解説

ジュニア・プログラミング検定の試験要項はこのようになっています。

ジュニア・プログラミング検定の試験要項

  • 個人だとサーティファイが認定した随時試験会場で受験可能で2019年11月現在全国305ヶ所
  • 受験料は2,343円~2,954円。試験時間は30分~50分
  • 受験資格はなし。基本的に誰でも受験できる

詳しく見ていきましょう。

個人だとサーティファイが認定した随時試験会場で受験可能で2019年11月現在全国305ヶ所

個人で検定を受ける場合は、サーティファイが認定した随時試験会場で受験可能で2019年11月現在全国305ヶ所あります。

こちらのページから随時試験会場を検索できます。

随時試験 実施会場検索

日程と申込期限は、試験会場ごとに異なる。公式サイトで確認しよう

なお、ジュニア・プログラミング検定の試験日程と申込期限は、試験会場ごとに異なるので注意しましょう。

まったく試験の実施予定日がない会場もあるので、会場に事前に問い合わせてください。

受験料は2,343円~2,954円。試験時間は30分~50分

4級種ごとの受験料と試験時間はこのようになっています。受験料は3,000円以内に収まるので、手ごろな金額ですね。

4級種 受験料 試験時間
Gold(1級) 2,954円 50分
Silver(2級) 2,750円 40分
Bronze(3級) 2,546円 40分
Entry(4級) 2,343円 30分

受験資格はなし。基本的に誰でも受験できる

ジュニア・プログラミング検定に年齢制限がありません。子供だけでなく大人(社会人)でも受験可能です。

ココに注意

ただ、基本的に子供向けプログラミング検定です。大人が受ける場合は、プログラミング教室の講師、学校の教師などがプログラミング指導のために受けることが多いようです。

 

ところで、試験勉強のために公式テキストや過去問があると助かりますよね?

どんなテキストがあるのか解説していきましょう。

ジュニア・プログラミング検定の公式テキストは?過去問はないけどサンプル問題がある

ジュニア・プログラミング検定には、過去問はありませんが、公式テキストや参考になるテキストがあります。

それぞれ見ていきましょう。

試験対策ならコレ!公式テキスト:「Scratch 3.0で楽しむ レッツ! プログラミング ジュニア・プログラミング検定 公式テキスト」

2019年に発売された公式テキストです。漫画とイラストでわかりやすくスクラッチの解説がされており、Scratch 3.0に対応しています。

ただ、この公式テキストは、あくまでもジュニア・プログラミング検定の試験対策本なので、スクラッチ初心者には向きません。

スクラッチの基礎ができており、「しっかり試験対策したい!」という子にオススメします。

推薦教材:「いちばんはじめのプログラミング」

ジュニア・プログラミング検定の出題範囲に対応したテキストです。

言葉にルビを振っていたり、プログラミングのお手本やコードも記載されていたりと、子供でも分かりやすく進められるように、工夫されています。

入門書にピッタリな1冊です。

公式サイトにはサンプル問題も提供、試験範囲も確認可能

ジュニア・プログラミング検定の公式サイトだと、無償でサンプル問題が手に入るうえに、試験範囲も掲載されています。

サンプル問題はこちらから。

「サンプル問題|ジュニア・プログラミング検定 | 資格検定のサーティファイ│あなたのスキルアップを応援します|」

級ごとの出題範囲はこちらです。

「Scratch2.0対応版ダウンロード」
「Scratch3.0対応版ダウンロード」

独自に対策テキストがあるプログラミング教室もある

中には、そのプログラミング教室独自で、対策テキストを用意してくれるところもあります。

教室側のバックアップがあると心強いですね。講師に尋ねて対策しましょう。

ジュニア・プログラミング検定を受けるメリットとは?どんな目的があるの?

ここまで、ジュニア・プログラミング検定について解説してきましたが、「そもそもジュニア・プログラミング検定のメリットってなんだろう?」と気になっている方もいると思います。

やっぱり、メリットがないと受けるのはちょっと…と思いますよね?

ジュニア・プログラミング検定を受けて合格すると、「ここまで、できるようになった!」と、証と自信になります。成功体験の一つになります。

子供にとって、人生の早い段階から成功体験を積み上げていくことは、後の人生に大きな影響を与えます!

さらに、ジュニア・プログラミング検定の合格者には、優遇されるメリットもあります。

2020年度入学対象の入試から、ジュニア・プログラミング検定合格者は入試優遇にもなる

2020年度の入学対象の入試から、ジュニア・プログラミング検定の合格者は入試優遇になる中学校があります。

都道府県 学校名 優遇対象となる級種 優遇の内容
埼玉県 大妻嵐山中学校 全級 プログラミング入試において合格判定を優遇
東京都 八王子実践中学校 全級 プログラミング入試において実技試験を免除
神奈川県 相模女子大学中学部 全級 プログラミング入試において合格判定を考慮

■参照:「入試優遇|ジュニア・プログラミング検定 | 資格検定のサーティファイ│あなたのスキルアップを応援します|」

入試でも優遇されるなんて、具体的なメリットですよね!

今後もどんどん優遇される学校が増える可能性があるので、ぜひ目指すといいでしょう。

ところで、ジュニア・プログラミング検定には、「大人でも慣れていないと合格するのが難しい」という声もあります。

合格するにはポイントがあるのでしょうか?

ジュニア・プログラミング検定で受かるポイントは?

ジュニア・プログラミング検定を合格するには、以下のポイントがあります。

ジュニア・プログラミング検定に合格するためのポイント

  • スクラッチの操作に慣れよう
  • 公式テキストやサンプル問題で勉強しよう
  • 自分のプログラミングだけでなく、他の人のプログラミングも考察しよう
  • 最後は「楽しいかどうか?」

それぞれ見ていきましょう。

スクラッチの操作に慣れよう

とにかく、何度もスクラッチを使って、操作に慣れておきましょう。

試験では30分や50分の間に問題を解かなくてはなりません。いかに操作に慣れて、プログラミングを早く組めるのかが重要になります。

慣れた子供だと、制限時間の半分くらいで終わらせる子もいるようです!

本番でも、普段と同じことができるようにしておきましょう。

公式テキストやサンプル問題で勉強しよう

ジュニア・プログラミング検定には、公式テキストやサンプルがあります。

ご丁寧に出題範囲まで掲載されているので、かなり親切な検定です。ぜひ、公式テキストなどを使って傾向と対策を練っておきましょう

自分のプログラミングだけでなく、他の人のプログラミングも考察しよう

Gold(1級)とSilver(2級)になると、プログラムを仕様変更する問題も出ます。製作者側の視点を問われるのですね。

自分のプログラミングだけでなく、他の人の作ったプログラミングも見て、「どう修正すればいいか」「他にどんな方法があるか」と、考察しながら学んでおくといいでしょう。

最後は「楽しいかどうか?」

嫌いなことをやらされると、自主性がないので勉強していても楽しくありませんよね?しかし、勉強もゲームのようにハマると、苦になりません。

その点、スクラッチには、ゲームやアニメーションを作るので、子供でもとっつきやすい要素があり、「苦になりにくい」メリットがあります。

楽しんで試験勉強できるでしょう。

ジュニア・プログラミング検定の他に、子供向けのプログラミング検定って何があるの?

ジュニア・プログラミング検定以外にも、どんな子供向けプログラミング検定があるのか集めました。

日商プログラミング検定

画像出典元:日商プログラミング | 商工会議所の検定試験

日商簿記などでおなじみの、日本商工会議所が主催している「日商プログラミング検定」です。

レベルは全部で4段階あり、「ENTRY」「BASIC」「STANDARD」「EXPERT」です。

「EXPERT」などになると、Javaなどの本格的なプログラミング言語を使いますが、「ENTRY」だとScratch 3.0を使うので子供でも受けられます

また、対象年齢を設けていないので、大人も受けられますよ。

サイバーエージェント キッズプログラミング検定(プロ検)

画像出典元:小学生のための サイバーエージェント キッズプログラミング検定

「サイバーエージェント キッズプログラミング検定」、通称「プロ検」は、小学生向けのプログラミング検定です。

対象年齢は「小学1年生から小学6年生」まで、と決められています。レベルは全部で10段階あります。

スクラッチの他に、「QUREO」と呼ばれるツールも使うので、「スクラッチもQUREOも使っている」という子は、プロ検を受けてみるのもいいですね。

ジュニア・プログラミング検定の受験者の口コミを紹介

最後は、Twitterでの口コミを紹介しましょう。

受験者そのものの口コミはあまり見かけませんでしたが、受験者のいるプログラミング教室の口コミが多く見られたので抜粋しました。

ぜひ、参考になさってください。

先ほどの口コミの子ですが、1か月後に見事Gold(1級)を取得しました。急成長振りにビックリです!

【ジュニア・プログラミング検定のまとめ】

今回紹介したジュニア・プログラミング検定の内容をまとめました。

ジュニア・プログラミング検定のまとめ

  • 試験はスクラッチを使い、4級種のレベルに分かれている
  • 内容は「少数のスプライトでスクラッチプロジェクトを作ることができる」から「自由にアレンジする力」などが問われる
  • 日程・試験会場は公式サイトから確認可能
  • 受験料は2,343円~2,954円
  • 対象年齢は設けていないが、基本的に子供向け
  • 公式テキストに「Scratch 3.0で楽しむ レッツ! プログラミング ジュニア・プログラミング検定」がある
  • 受けるメリットは「成功体験の一つになる」「入試優遇になる学校がある」
  • 受かるポイントは「スクラッチの操作に慣れること」「他の人のプログラミングも考察すること」など
  • 子供向けプログラミング検定には、「日商プログラミング検定」などもある

ジュニア・プログラミング検定は、プログラミングを勉強する子にとって、取得しておいて損はない検定です。

勉強しやすい環境も整っていますし、受験料も高くありません。ぜひチャレンジしてみましょう!

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