「子ども用のプログラミングドリルってある?紙の上でプログラミング学習をさせてあげたい」
「子どもにプログラミング学習で、いきなりアプリやロボットは依存しそうで抵抗ある」
「プログラミングドリルってどんな感じ?お試しで無料ダウンロードできるサイトってないかな?」
など、子ども用のプログラミングドリルについて気になっていませんか?
一般的に、「プログラミング学習はアプリやパソコン」「子どもにあまりタブレットを触れさせたくない」などの思いがあるでしょう。
しかしここ数年、小学校のプログラミング教育必修化の影響もあり、紙に書くドリルも登場しています。
そこで今回は、子ども用プログラミングドリル5選と、プログラミングドリルのプリントを無料ダウンロードできるサイトを紹介しましょう!
紹介するプログラミングドリルは、全てAmazonで買えるものなので、気になったものがあればぜひお試しください。
プログラミングドリル子ども(小学生)用5選紹介!全部Amazonで買えます!
今回、紹介する子ども用プログラミングドリルは、こちらの5選です。
- まずはここから!「ドリルの王様 楽しいプログラミングシリーズ」
- かわいくても本格派!「すみっコぐらし学習ドリル 小学1・2年はじめてのプログラミング」
- 絵本を読む感覚で!「論理的思考力を育てる プログラミングれんしゅうちょう」
- オライリー・ジャパンの「作って学ぶScratchドリル」
- 教科書ワークシリーズの「小学教科書ワークプログラミング的思考3~6年」
順番に見ていきましょう。
1.まずはここから!「ドリルの王様 楽しいプログラミングシリーズ」
まず紹介するのは、ドリル王子のイラストが特徴的な「ドリルの王様 楽しいプログラミングシリーズ」。プログラミングドリルといえば、「まずはここから!」という定番ですね。
ドリルの王様は、1、2年・3、4年・5、6年と、学年別に登場しており、全ての小学生の学年を網羅しています。
Amazonでは「プログラミング的思考のポイントがまとまっている」などの声があり、評価が高いのも魅力。
内容は、「順序」「繰り返し」「分岐」などが登場し、小学校でのプログラミング教育に沿って、すっきりまとめられています。
また、監修者の兼宗進さんは大阪電気通信大学の教授。文部科学省主催の小学生のプログラミング教育における、有識者会議の委員にも選ばれています。
実績のある方が監修されているのも、ドリルの王様をおすすめできる点ですね。
ドリルの王様は、こんな方におすすめです!
- 小学全学年対応のドリルがいい(シリーズを制覇したい)
- 「まずは基本」「定番」がいい
- 楽しみながらプログラミング学習をしたい
- やる気を応援してくれるドリルがいい(シールとがんばり表付き)
2.かわいくても本格派!「すみっコぐらし学習ドリル 小学1・2年はじめてのプログラミング」
つづいて紹介するドリルは、「すみっコぐらし学習ドリル 小学1・2年はじめてのプログラミング」。
あの「すみっコぐらし」のドリルですが、かわいさに反して本格派のプログラミングドリルです。
こちらのドリル、2020年楽天ブックス発表「小学校入学準備と本に関するアンケート」の調査にて、学習ドリルなどの部門で7位にランクイン。Amazonでも高評価と、評判は上々です。
参照・参考:「楽天ブックス、春の入学シーズンに向けて「小学校入学準備と本に関するアンケート」の調査結果および入学準備に役立つ「各種関連本ランキング」を発表 - All About NEWS」
そして、肝心の学習内容には、「順序」「反復」「分岐」「二進法」などの、プログラミングの基本が登場します。
これらはプログラミングの基本ですが、Amazonの評価で、大人のプログラマーが「本格的」と言うほど。大人でも買う方がいるようですが、「難しい」と感じるようですね。
もちろん、中にはスラスラと解ける子もいるようです。こういった理由から「本格派」のプログラミングドリルなのですね。
ちなみに、すみっコぐらしのプログラミングドリルは、今のところ小学1、2年生のみ。小学3年生以上のシリーズはまだ出ていません。
すみっコぐらし学習ドリルは、こんな方におすすめです!
- 小学1、2年生の子ども
- すみっコぐらしが好きな子ども
- おまけ付きがいい(すみっコたちのシール付き)
- ドリルの王様ができたので、力試しに挑戦したい
- 本格派なドリルがいい
3.絵本を読む感覚で!「論理的思考力を育てる プログラミングれんしゅうちょう」
[itemlink post_id="12691"]
3つ目の子ども用プログラミングドリルは、「論理的思考力を育てる プログラミングれんしゅうちょう」です。かわいいイラスト付きなので、絵本を読む感覚で学習を進められるのが特徴。
こちらのプログラミングドリルは、幼児向け(7歳まで)で、小学校に上がる前から小学校1年生までが対象ですね。
身近なテーマ(部屋の中やお団子の作り方など)から結び付けて、プログラミングを学べるようになっています。
プログラミングの基本、「順次」「繰り返し」「分岐」もきちんと組み込まれており、「フローチャート」も登場。
絵本の感覚ですが、きちんとプログラミングの概念も学べるドリルです。
「論理的思考力を育てる プログラミングれんしゅうちょう」は、こんな方におすすめです!
- 小学校に上がる前から小学1年生の子ども
- 絵本を読むのが好き
- 文章を読ませて論理的思考を鍛えさせたい
- おまけ付きがいい(「ロジカルめいろパズル」のボードゲーム付き・がんばりシール付き)
4.オライリー・ジャパンの「作って学ぶScratchドリル」
4つ目の子ども用プログラミングドリルは、オライリー・ジャパンから発行されている「作って学ぶScratchドリル」です。こちらのプログラミングドリルは、小学校低学年からが対象ですね。
Amazonでも高評価なのにくわえて、「こどもプログラミング本大賞2020」の大賞に選ばれるなどの実力派です。
参照・参考:「こどもプログラミング本大賞2020、「作って学ぶScratchドリル」に決定 | ICT教育ニュース」
「作って学ぶScratchドリル」は、プログラミングのドリルというより、Scratchの参考書という感じですね。Scratch3.0に対応した内容です。
はじめに、「マウスやキーボードの使い方」と「Scratchの基本」の準備から開始。
準備ができれば、5つのプロジェクト(「正五角形を作ろう」「バンドで演奏しよう」「ハエたたきゲーム」など)から学びます。
文章は少なく、図や手順から直感で学ぶ形なので、ビジュアルプログラミング言語につながる価値観で作られているのも特徴。
また、発行元のオライリー・ジャパンとは、コンピューターや電子情報処理などの書籍を扱う出版社。質の高い本を出版しているため、ファンが多いのも魅力。
そんな出版社から出ているプログラミングドリルなので、期待が持てますね。
「作って学ぶScratchドリル」は、こんな方におすすめです!
- 小学校低学年(1、2年生あたり)の子ども
- おまけ付きがいい(リアルな動物のごほうびシール付き)
- いずれScratchを学ばせたい
- オライリーのファン(大人のファンにもおすすめ)
5.教科書ワークシリーズの「小学教科書ワークプログラミング的思考3~6年」
最後5つ目の子ども用プログラミングドリルは、「小学教科書ワークプログラミング的思考3~6年」です。小学3~6年生が対象ですね。
こちらのプログラミングドリルは、文理の「教科書ワーク」シリーズから出ているもの。教科書ワークを知っている方にとっては、おなじみかもしれません。
内容は、「変数」「比較」「データ構造」「条件分岐」など、プログラミングの基本的な概念が登場。最終章には、大人でも戸惑う「関数」もあります。
解説だけ聞くと難しく感じるかもしれませんが、解説と練習付きでこのように進みます。
- ミッション
- 例題
- 基本ワーク
- 練習ワーク
- 間違い探しで練習のワーク
- まとめのテスト
- ミッションクリア
また、文理のかわいいキャラクター「キュリオ」も登場し、ストーリー仕立て、色分けも分かりやすく、楽しく学べる工夫がされています。
ちなみに、発行元の株式会社文理は、昭和25年(1950年)創業の老舗の教材メーカー。
「教科書ワーク」シリーズをはじめ、長年にわたり、小学校、中学校、高校向けに、参考書や問題集を発行しています。
今のところAmazonでの評価は少ないプログラミングドリルですが、老舗メーカーならではの安心感がありますね。
「小学教科書ワークプログラミング的思考3~6年」は、こんな方におすすめです!
- 小学3~6年生
- 他の教科書ワークシリーズを持っている
- 解説と練習が丁寧なドリルがいい
もっと効果的にドリルを使う方法
ところで、ドリルはただ書くだけでなく、もっと効果的に使う方法があります。
簡単にまとめましたので、ぜひ参考になさってください。
- 最低2回はする(はじめにドリルには直接書き込まずノートに書く。直接書いてしまうと復習や繰り返しができなくなる)
- どこを間違えたのか覚えておく(ただし、間違えた箇所をそのままにしてテストにいくのは×)
- 一週間に1度くらいでいいので、保護者がドリルをチェックしてあげる(マル付けなど、どこにミスがあったか確認してあげる)
- 楽しそうなドリルを選ぶ
ドリルだと、アプリにはない、紙ならではの「紙の上に鉛筆で書く」物理的な感覚が伝わってきます。
ぜひ、ドリルならではの特徴を大事にして、プログラミング学習に使ってください。
子ども用プログラミングドリル(プリント)を無料でダウンロードできるサイト(ちびむすドリル)もあり
「無料でプログラミングドリルをダウンロードできるサイトはない?」「お試しでドリルを使いたい」
と、思われる方におすすめなのが「ちびむすドリル」です。
「ちびむすドリル」は、株式会社パディンハウス運営の、無料で教材をダウンロードできるサイト。
ちびむすドリルでは、現在ドリルの王様とのコラボとしており、特別に一部無料公開しているプリントがあります。
小学1~6年生まで公開されているので、ぜひ確認してみるといいでしょう。
ちびむすドリルのサイトはこちら。
ドリルに慣れてきたらプログラミングロボットにも挑戦してみませんか?おすすめ3選紹介
さて、ドリルに慣れてくると、「プログラミングロボットはどうかな?」と思われる方もいるのではないでしょうか?
紙の上のプログラミングが分かりだすと、電子機器のプログラミングへのハードルも下がってくるはず。
そこでプログラミングドリルが慣れてきた子どものために、おすすめプログラミングロボット3選を紹介します。
- 段ボール製の素朴な「embot」
- アクセサリーのような美しさ「KOOV」
- 縦・横・ななめもOK「アーテックロボ」
順番に見ていきましょう。
1.段ボール製の素朴な「embot」
画像出典:embot(エムボット) | 遊ぶほど、プログラミングが楽しくなる。
まずは、段ボール製の素朴な「embot」です。
embotは段ボールと電子工作キットの組み合わせで、工作のように組み立てられるのが特徴。ハサミや色鉛筆などを使って、自由にカスタマイズできます。
「ロボット=難しそう」への意識のハードルを下げてくれますし、お値段も他のロボットプログラミング教材と比べて圧倒的に安め(タカラトミーの通販だと6,600円)。
まさに、初心者向けのロボットプログラミング教材です。
embotの公式サイトはこちら。
「embot(エムボット) | 遊ぶほど、プログラミングが楽しくなる。」
2.アクセサリーのような美しさ「KOOV」
画像出典:KOOV公式サイト
2つ目のおすすめロボットプログラミング教材は「KOOV」。KOOVの特徴は、アクセサリーのような美しさ。
カラフルで透明なブロックと白い電子パーツを使っており、プラスチックアクセサリーのような親しみやすさがあります。
ロボットといえば、男の子が好きそうなイメージが強いですが、KOOVの見た目だと女の子も使いやすいのではないでしょうか?
KOOVの公式サイトはこちら。
KOOVに関する記事はこちら。
3.縦・横・ななめもOK「アーテックロボ」
画像出典:アーテックロボ | 株式会社アーテック
3つ目のおすすめロボットプログラミング教材は、「アーテックロボ」です。
アーテックロボの特徴は、縦・横・ななめにつなげられるブロック。作品例も充実しているので、まねて作ることができます。
まさに、男の子が好きそうなロボットではないでしょうか?
さらに、「アーテックロボ2.0」だと、組み立てが早くなり、より進化しています。買ってすぐに楽しみたい方はアーテックロボ2.0もおすすめ。
もともとからブロック遊びが好きな子どもは、ぜひアーテックロボはいかがでしょうか?
アーテックロボの公式サイトはこちら。
アーテックロボに関する記事はこちら。
【まとめ】ぜひプログラミングのドリルをはじめてみよう
最後に、お伝えしてきたプログラミングドリルやロボットをまとめましょう。
- まずはここから!「ドリルの王様 楽しいプログラミングシリーズ」
- かわいくても本格派!「すみっコぐらし学習ドリル 小学1・2年はじめてのプログラミング」
- 絵本を読む感覚で!「論理的思考力を育てる プログラミングれんしゅうちょう」
- オライリー・ジャパンの「作って学ぶScratchドリル」
- 教科書ワークシリーズの「小学教科書ワークプログラミング的思考3~6年」
- 無料でドリル(プリント)をダウンロードできるサイトとして「ちびむす」がある
- ドリルに慣れたら「embot」などロボットもおすすめ
子ども用プログラミングドリルには、さまざまなドリルやダウンロードできるサイトも登場しています。
ぜひ気軽にプログラミングを学習してみましょう!